DJI OSMO POCKETを販売日から使ってカメラ人としてのレビュー

DJI OSMO POCKETが販売されてかれこれ結構時間が経ちました。多数のレビューも出てきていますが、私なりの感想を書こうと思います。

私のレビューは元カメラマンであり様々なカテゴリの物を作っている人間の一意見です。

DJI OSMO POCKETとは

DJI(中国広東省深圳にあるドローン及び関連機器のメーカー)の、3軸ジンバル搭載小型ビデオカメラです。販売価格は44,900円(8%税込)です。
3軸ジンバルだけではなく4K60FPS録画ができ、画角は24mm相当とういう割と広めの画角、センサーサイズは1/2.3です。

手軽に持ち出すことが可能な3軸ジンバルに4K60FPS対応というトレンドを抑えた製品になります。

DJI OSMO POCKETの立ち位置

色んなレビューで比較されているのはGoPro HEROシリーズ。私個人の意見としては少し立ち位置が違うと思うんですね。

簡単な図を作らせていただきました。どちらかというとハンディカムといったホームカメラよりの製品だと思っています。実際DJIはつい最近 OSMO Actionという製品を出しています。OSMO POCKETとはカテゴリが異なることを意図しているのではないでしょうか。

3軸ジンバル付きで胸ポケットに入るサイズのカメラ、前後にマイクがあり機動性抜群のカメラ。どちらかというと動画に特化しているカメラ。

なのでアクションカムと比較するのは少し違うのかな。というのが私の意見です。アクションカムというよりはビデオカメラだと思います。

言い方を変えるとよくわからない中途半端なポジション。といえますね。

DJI OSMO POCKETの良い点

  • 軽量・コンパクト
  • 3軸ジンバル搭載1/2.3センサーカメラ
  • 4K60FPS搭載
  • NDフィルターをつけることができる(別売・マグネット式)
  • 操作は簡単
  • 電池持ちはそこそこ良い

そんな感じです。画質は文句なし。F2.0という明るいレンズのおかげかそれなりに暗所は強いです。ただ1インチセンサーなどに比べるとやはり暗所は苦手です。
といってもそこまで暗所を撮影したいのであれば他のカメラが選択肢になるのでOSMO POCKETではないと思います。

操作が簡単でとても良いのですが、プロ向けに色々設定を弄りたい人にとってはちょっと不便かな

DJI OSMO POCKETの悪い点

  • 3軸ジンバル
  • 高画質録画時の発熱
  • 起動が遅い
  • 細かい設定を弄るときに手間がかかる
  • スマートフォンLikeな設計
  • アップデートのたびに戻る言語表示といった各種設定
  • ビットレートが大きい(100Mbps)

いかんせん、小さいため操作性は良くないです。SS/露出を設定しようかなと思うと小さい液晶で操作しなければなりません…これが正直大変。また追加機能を使おうと思うと基本スマートフォンに接続しなければなりません。カッコイイ映像を作ることはできるのですがスマートフォンは必須です。またスマートフォンを使いDJIのアプリ以外で編集作業(Adobe Rush等)を使うとビットレートが高いため、なかなか大変です。というかまともに編集ができません。

3軸ジンバルは良いのですが、ジンバルの扱いに慣れてない人が購入しているOSMO POCKET。落として壊した。修理代7000円などのレビューを見ます。3軸ジンバルを落とすとか問題外です。
ジンバルは精密機器なので扱いを雑にできません。一眼レフのようなもので丈夫に見えて落とすといったことは厳禁。
ただ、DJI OSMO POCKET側にも対策ができたのではないかと思っています。本体側にアクセサリー穴をつけるとか、グリップをつけるとかね。まぁ落とすのはユーザーが悪いです。

あと知らぬ間にちょっと上を向いているときがある…気づくとアレってなります。DJIのジンバルは起動しているとあったまるという表現をしたほうがいい製品な気がする。すぐ使うのではなく撮影準備して使うって感じかな。

DJI OSMO POCKETを使っている動画など

TOYOTAのCMにでている香川照之氏が持っているのがDJI OSMO POCKETです。YouTubeの動画等にも度々出てきますね。

みなとみらいに行った際に散歩がてら撮った映像はコチラ。DJIカラーっちゃDJIですよね。撮影はAUTOです。

総評

他にないジャンルのビデオカメラである点は、非常に良い。Go Proのようなアクションカムというよりは街中カメラであり、SNS映えなどにフォーカスした製品です。

ただジンバルの扱いなどは慣れや日常で気を付けなければならない点が多いです。使い慣れてしまうと便利というか持っていくものが減るガジェットであることは間違いありません。

OSMO POCKETが苦手分野としてはアクションカム領域。アクションカムのように使いたい人がいるでしょうがそれはアクセサリー類がでてから。アクセサリー類がでてもGo ProやOSMO Actionのほうがアクションカムの領域には特化しているので、それらの購入をおススメします。

あと…DJI純正のアクセサリー類の販売が遅すぎる。素で使うのも悪くないのですが純正アクセサリー類があったほうがよりいいと思いますし、結局サードパーティー製アクセサリーを結構な数かっては損しているのが現状。アクセサリーの豊富さでいくと7世代も販売してきたGo Pro有利です。それをどう見るかは、ユーザー次第かなと思ってます。

オススメではありますが、わりと街カメラ。スマートフォンより良い画質を求めている人が使うべきカメラだと思います。